当院では坐骨神経痛、オスグッド、シンスプリント、有痛性外脛骨、三角骨障害などのを得意分野としており、九州などの遠方からもたくさんの患者様にお越しいただいております。

日本整形外科学会と日本腰痛学会が発表「腰痛にストレス関与 安静、有効と限らず」

日本整形外科学会と日本腰痛学会が発表「腰痛にストレス関与 安静、有効と限らず」

腰痛にストレス関与

先日北海道新聞と日本経済新聞に日本整形外科学会と日本腰痛学会が発表した記事が掲載されました。

上にリンクした日本経済新聞には下記の記事と同じものが書いてあります。



そこに、JBMが経験してきたこれまでの改善結果を基に、日本整形外科学会と日本腰痛学会の発表の中の(JBM的には)誤りと思われる部分を赤文字でチェックしてみました。


日本整形外科学会と日本腰痛学会は30日までに、腰痛の発症や慢性化には心理的なストレスが関与しており、画像検査などでも原因が特定できない腰痛が大半を占めるとの診療ガイドライン(指針)をまとめた。

心理的なストレスが関与しているのは何故わかったのでしょう? 確かにそのとおりなのですが、しかしそれが理解できるのはストレス治療(JBMで言うところのストレス除去)ができて、結果が出て初めてわかるところだと思いますが・・・?


 重篤な脊椎疾患の兆候がない限り、すべての患者に画像検査をする必要はないとしている。腰痛があればまずエックス線で骨や神経の異常がないか調べる現在の診療の在り方が変わりそうだ。

 腰痛の診療指針は初という。個々の医師の経験や勘により行われてきた診療を、科学的な根拠に基づいて統一的に行うのが目的。2001年以降の国内外の医学論文4千件から厳選した約200件を基に、両学会の専門家が医師向けに策定した。

「個々の医師の経験や勘により行われてきた」とのことですが、この部分に関しては整体などの民間療法とレベルは同じですね。

「科学的な根拠に基づいて統一的に行うのが目的。」とのことですが、映像に映らないものを、どうやって科学的根拠に基づいて行うのかが見所です!


 指針によると、腰痛は発熱や胸部痛といった危険信号の有無などで(1)がんや外傷、感染などの重い脊椎疾患が疑われるもの(2)まひやしびれ、筋力の低下など神経症状を伴うもの(3)原因が特定できない非特異的腰痛――に分類することが重要とした。

JBMの経験から言わせていただくと、(2)や(3)のどちらもストレスが大きな原因となっていることがほとんどです。ストレスには種類がありますので、症状や症状の出ている部位によってストレスの種類も特定できますが、逆にそれがわからなく、ただ単に「ストレス性」と言っても改善は難しいです。


 非特異的腰痛は、いわゆるぎっくり腰やストレスが原因となっているものを含み、全体の85%を占めるとの研究があるという。

まひやしびれ、筋力の低下など神経症状を伴うものも同じです。残念ながらまだ日本整形外科学会と日本腰痛学会が気付いていない部分は、神経の部分のようです。神経は切れていれば「まひやしびれ」が起こってしまってもおかしくはないですが、切れていないにも関わらず「まひやしびれ」が起こるのは何故か?というところです。ストレスで麻痺も痺れも起こるんです!JBMでのこれまでの改善経験から言って間違いありません!


 非特異的腰痛は、職場での人間関係や仕事量の多さ、仕事上の不満、うつ状態など心理社会的要因が関与している強い証拠があると指摘。ストレスを軽減するためにものの考え方を変える認知行動療法などの精神医学療法が有効だとした。

仕事量の多さが関係していることはほとんどありません。「うつ状態など心理社会的要因が関与している強い証拠がある」とありますが、うつはすでにストレス障害を発症している状態です。ですから「うつになったから腰痛になった」というのは違います。「ストレスを軽減するためにものの考え方を変える認知行動療法」という部分はある意味そのとおりだと思いますが、早期改善に必要なのは、カウンセリングで腰痛の原因を理解してもらうことと、ストレス除去です。それが出来なければストレス性の腰痛はいつ治るかわかりません。


 また、安静は必ずしも有効ではなく、非特異的腰痛ならできるだけ普段の動きを維持した方が早い改善につながるという。発症から3カ月以上たった慢性腰痛には運動療法は効果があるとした。

ストレス性の腰痛には安静が有効な場合もあります。しかし、慢性腰痛の場合、ず~~~~~っとストレスを抱えている状態です(だから慢性なんです)ので、運動は効果ありません。原因がストレスである以上、ず~~~~~っと抱えているストレスを解決しなければ腰痛は消えませんので、運動もままなりません。


 指針の策定委員会のメンバーである福島県立医大の矢吹省司教授(整形外科)の話 患者が望むこともあり、現状では約8割で画像検査をするが、痛むからといって、画像で原因が分かることは実は多くない。単に加齢で起きている骨や神経の変化を画像で患者に示して「だから状態が悪いんだ」と思い込ませるのは逆効果だ。慢性腰痛では、深刻に考えすぎて安静にするよりも、体を動かしたほうが症状が軽くなる可能性が高い。

とうとう言っちゃいましたね!矢吹省司教授。偉いと思いました。「痛むからといって、画像で原因が分かることは実は多くない。」とのことですが、お医者さんは大抵画像を見て「○○が原因ですね!」とおっしゃいます。でもその画像を患者さんが見ても「えっ?どこらへんが?」と思うくらい画像を見てもわからないことの方が多いのではないでしょうか? また、「単に加齢で起きている骨や神経の変化を画像で患者に示して『だから状態が悪いんだ』と思い込ませるのは逆効果だ。」とありますが、現実的にこういうことが今まで行われてきたということですね。この現実を知りながら、今まで誰も声に出さなかった。声に出していたのは、一部の民間療法の先生たちでしたね。JBMでは10年も前からすでに改善方法も確立しておりました。しかし、医学界は民間療法に耳を傾けてくれませんので、ストレス理論と改善法があっても、その方法が世の中に浸透する速度は非常に遅いので残念です。

〔共同〕


という内容でした。

とうとうここまで来てくれましたか!といった感想です。

今後が楽しみですが、間違いなくこれまでJBMが通ってきた同じ道を10年遅れて辿る事になります。

必ずそうなりますのでそこら辺も、乞うご期待です!



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