当院では坐骨神経痛、オスグッド、シンスプリント、有痛性外脛骨、三角骨障害などのを得意分野としており、九州などの遠方からもたくさんの患者様にお越しいただいております。

肩甲骨の痛み

肩甲骨の激痛はなぜ起こる



s_rect2996-3.png



主訴 肩甲骨の痛み


middle_1283230659.png

ひと月前からじわじわと右肩甲骨にきてました。

右ひじの上まで痛いです。

仰向けや右を下にして寝ることはできません。

うつ伏せもかなり辛いです。

頭を後に反らせると腕に痛みが出てきます。

「前にも同じ様な症状が出たことはありますか?」

なったことはありますがこんなに酷くなかったです。

「病院には行かれましたか?」

もちろんすぐに行きました。

たくさん検査しましたが、骨に異常は無いそうです。

自律神経じゃないかと言われて、心療内科も行ってます。

安定剤をもらってます。

「安定剤は飲んでますか?」

飲んでますけど効きません。

「ちょっと診せてくださいね。原因探ってみますからね・・・。」

(施術中)・・・・・・・・・・

「筋肉異常はありませんね。肉体的な施術では改善反応がありませんので、間違いなくストレス性だと思いますので、ストレス治療をさせてくださいね?」

妻からも聞いてましたけど、ストレス治療ってどうやってやるんですか?

それにストレスなんて感じてないですから、ストレス性じゃないと思いますけど!

「わかってますよ!ストレスには感じてないですよね。ストレスは心で感じるストレスであれば分かりやすいんですけど、心では感じていないストレスもありますので難しいんです。」

「心では感じていないストレスの場合、ご本人は(嫌だ!)とか(辛い!)とは認識していません。よね? 気持ちの強さの違いは人それぞれですから・・・。」

「実は、ストレスというものを判断するのは脳なんです! 自分の気持ちだけじゃないんです! だから、自分の気持ちがどうであれ、今現在自分が見たり聞いたり身体で感じている出来事を脳がストレスと判断した場合、それはストレスとして処理されてしまいますので、それによるストレス症状が起こってしまうわけなんです。」

「ですから、『自分はストレスは無いからストレス性ではない!』と思ってしまうのはそのせいですので、ストレス性の症状は、その人の心の弱さを表しているわけではなく、むしろ精神力が強い人の方が、限界を超えて頑張ってしまいますので、脳が(限界を超えた!これ以上は危険!)と判断した時にストレスとして認識され、それを知らせるためにストレス性の症状を発症させてしまうわけなんです。」

そうなんですか~?

確かに自分は気が強い方だと思います。

「そうですよね~、そうだと思います。」

「次に、ストレス治療について説明させていただきます。」

「ストレスかどうかは脳が判断するものですので、今あるストレスに対して脳が(それはストレスではない!)と判断すればいいわけです。それを可能にするのがストレス治療なんです。

「そんなことできるの?と思われるでしょうけど、これも最近流行の脳科学の一つです!」

「人の健康は脳が支配しているわけですから、脳が痛みの指令を出したら痛みが出ますし、脳がストレスと判断したらストレス性の症状が発症してしまいます。ですから、疲労していないのに、ぶつけたわけでもないのに、ウイルスや細菌も見つからないのに、原因不明の症状が出てしまうわけです。」

「そこで、脳に対して、(それはストレスではないよ!) または、(それはもうストレスではないよ!) と言うことを認識させる必要があります。」

「脳科学にはその方法がありますので、それによってストレス性の症状を解決させることができるわけです。それをストレス治療と呼んでおります。」

「ストレス治療を行うと脳はちゃんと反応します。脳が反応しない人はおりません。必ず脳は反応しますので、脳が(ストレスではない!)と判断した場合は痛みなどの症状は消失します。」

「しかし、ご自身がストレスとして認識している場合は、その気持ちの切り替えが必要になります。気持ちを切り替えることが出来なければ、当然脳はストレスとして判断しますので、痛みは消失されません。」

「ということなんですが、なんとなくご理解いただけたでしょうか?」

はい、なんとなく分かりました。

「では、ストレス治療に入ります。」

「私の言う通りにやっていただければ、その言葉に脳が反応しますので、言う通りにお願いします。」

わかりました。


(施術中)・・・・・・・・・・


「これでどんな感じでしょうか? ちょっと起きて確認してください。」

痛くないかもしれません。

ストレス治療は信じてませんけど、

妻がうるさく言うもんで、

「1回だけな!」と言って来てみたんですが・・・

楽になった気がします。

「まだどこか痛みはありますか?」

あれだけ痛みがあったのに、柔らかくなりました。ストレス治療で良くなっちゃうなんて、信じたくはないですが・・・

middle_1283230686.png

「結果的に原因はストレスにあったということになりますよね。」

「健康を維持するために一番大事なのは、何を食べるとか、何を食べちゃいけないとかいう問題よりも、いらいらしない・怒らない・穏やかでいる、ストレスを積み重ねない、ということが一番大事だということなんです!」

「お分かりいただけた様ですので良かったです。」

「無理やり連れてきてくださった奥様に感謝です。」


メールでのご相談はこちらから



a:6025 t:1 y:0

powered by Quick Homepage Maker 4.85
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional